著作権関連のメモ

常識的に考えて係争に至るとは考えがたいし、条文を忠実に解釈して権利を侵害しまいとすると過剰に萎縮してしまう訳で、作者からみた損得とか従来の判例を踏まえてつつ、厳密には問題があったりグレーであっても「本当は駄目だけど、とりあえずやってみれば?法律を字面通りに解釈すると権利侵害に当たるから、クレームがついたら迅速かつ誠実に対応しなきゃ面倒なことになるよ」と教えてあげるのが親切な気がする。

という訳で元の話に戻ると、法律って字面通りに守るためのものではなくて、ツールとして自分なり相手がどう使うかというダイナミズムの中で判断すべきだ。残念ながら法律家の多くは杓子定規に字面を当てはめようとするし、利用者だって本来であれば自分の立場で考えてくれる法律家に相談すべきところ、わざわざ利害が対立しているであろう権利者に対して約款の解釈とか個別の許諾を求めるから厳しめの解釈が定着しやすいのだろう。けれどもそういった行動様式こそ日本の交渉コストや司法コストを低くし、社会的な効率性を高めてきたことも理解できる。

ポイント
法律家といえど杓子定規の人は少なくないので自分に賛成してくれる法律家に相談すべき。


著作権侵害くらいで死ぬことはないので、自分は間違っていないと信じるのであれば突っ込んでみることが大事なんでしょうね。


カートゥーン好きのタワゴト : pixivではディズニー系のファンアートは不可
ディ○ニーに対してはあらゆるサービスでも運営側が(風評被害のせいか?)過剰反応になっているような気もします。とくにこういうベンチャーでは。